英語で「決める」は「decide」!と即答できる人も多いのではないでしょうか。
しかし、厄介なことに英語ネイティブは「decide」を使わずに「決める」を表現することが多いんです!「決める=decide」だけで覚えてしまうと、英会話のときに「?」となってしまうかも。
この記事では、ネイティブが本当に使う「決める」にまつわるフレーズ表現を集めました。読み方の発音もつけたので、実際に口に出して練習してみてくださいね。
日本語では一言で「決める」でも、英語では状況によって表現が変わります。シーンにぴったりあった意味のフレーズを、自分のものにしていきましょう!
「決める」を伝える英語フレーズ
まずは、「決める」の意味があるネイティブ御用達フレーズからご紹介します。
- 自分で何かを決めるとき
- 相手に決めてもらうとき
- なかなか決められないとき
のシーン別で役立つ表現をまとめました!
カジュアルに「決める」と伝える!ネイティブ流英語フレーズ
ネイティブが日常的に会話で使うフレーズがこちら。カジュアルな場面で使われる口語表現で、「go with+物事」で、「~にする・~に決める」という意味になります。
ゴー ウィズ
go with
~に決める
複数の選択肢の中から何かを決めるときに使われ、レストランで注文するとき、何かを買うとき、話し合って決めるときなど、オールラウンドに使える便利な表現です!
特にアメリカでよく使われていて、「choose(選ぶ)」と同じような意味合いになるのが特徴なんです
相手に「決めていいよ」と伝える英語フレーズ
相手に決定権をたくすときに便利な表現が「You decide」。「あなたが決めて」というシーンでネイティブがよく使う、とっても英語らしいシンプルなフレーズです。
ユー ディサイド
You decide
あなたが決めて
「You decide」と言われた人が、「No, you decide!(いや、あなたが決めて!)」と言い返すシーンもよく見かけます。
日本人でも「あなたがどうぞ」「いや、あなたが…」なんてシーンがありますが…英語ネイティブもそんなやりとりをすると思うと面白いですね!
「決められないこと」を伝える英語フレーズ
アィム ァ ゥイッシィー ゥオッシィー
I’m a Wishy-Washy
優柔不断なんだ
「Wishy-Washy」は「優柔不断」という意味があるスラング英語。それに「I’m(私は)」をつけると「私は優柔不断=決められないんです」と表現できます。
英語ネイティブにこのフレーズを使うと「おっ、よくこの表現知ってるね!」と一目置かれますよ!
その他にも、優柔不断な人を「Wishy-Washy person」と言ったりすることもありますよ
ハードトゥ ディサィド
Hard to decide
決められないな(決めるのが難しい)
「hard(〜するのが難しい)」を使って、「決めるのが難しい」と表現するネイティブも多数。
例えば、レストランでメニューを見ながら「hmm… hard to decide」なんてシーンもよく見かけます。
アィ キャント メィク アップ マィ マィンド
I can’t make up my mind
決められないよ
「make up my mind(決心する、心に決める)」という意味のあるイディオム(熟語)を使った表現がこちら。「can’t(できない)」とくっつけて、「決められない」という意味になります。
ただ「決められない」というよりは、なかかなか決心がつかないときに使われるフレーズです!
「決めた」を伝えるフレーズ
すでに何かが決まっている状態では、しっかりとその旨を口に出して伝えるのがネイティブ流。
- 決意したとき
- 何かが決まったとき
- 決めたことが変わらないとき
このようなシーンでネイティブがよく使うフレーズ表現をご紹介します。
「決意した・覚悟を決めた」ことを伝える英語フレーズ
アィル ギヴィッ ァ チュラィ
I’ll give it a try
やってみるよ(決心しました)
自信満々なわけじゃないけど、やってみます。そんな時に使われるフレーズが「I’ll give it a try」です
ちなみにですが「I’ll give it a try」の他にも
- I’ll give it a shot
- I’ll give it a go
なども、同じ意味合いで使えます!このフレーズもよくネイティブが使うので、セットで覚えておけると強いですよ。
アィヴ メィド アップ マィ マィンド
I’ve made up my mind
決心したよ
「やることを決めた!」そんなとき、決意と共に英語ネイティブが口にするフレーズがこちら。
アィヴ メィド マィ ディシィジョン
I’ve made my decision
もう決めたんだ
「すでに決意していること」を他人に伝えるシーンでよく使う表現です。
「彼女とほんとに別れちゃうの?」「うん、もう決めたんだよ」こんな感じで、誰かの問いかけに対して答えるときに使われます
何かが「決まった」ときの英語フレーズ
友達と約束をして「決まりだね!」ということもありますよね。そんなときに、友達同士で使えるカジュアルなフレーズが「It’s a deal」。
イッツ ァ デイール
It’s a deal
よし決まりだね!
「It’s a deal」と言った後に、約束だからね!の意味合いも込めて握手するシーンもよく見かけますよ。
もし機会があったら、ぜひとも握手付きでこのフレーズを使ってみて!とってもネイティブらしい行動ですよ
「決めたことは変わらない」と伝える英語フレーズ
イッツ ザ ファィナル ディシィジョン
It’s the final decision
気は変わらないよ
「final decision」は、直訳すると「最終判断」。「It’s the final decision」で、「決定内容がこれ以上変わることがない=気が変わらない」ことを伝えられるフレーズです。
アィ ミィーン イット
I mean it
(決めたことは)本気だからね
決めたことは絶対変わらない!決心の本気度を伝えるときには「I mean it」のフレーズがぴったり。
決意したことを周りの人が信じていないときなんかに「I mean it」を使うシーンが多いですね
ゼァーズ ノー タァーニング バァック
There’s no turning back
もう引き返せないよ
決めたことに対して「本当に大丈夫なの?」なんて心配される時もありますよね。すでに何かを決めていて後戻りできないときに「There’s no turning back」と言います。
レストランでメニューを「決める」ときの英語フレーズ
英語では、レストランでメニューを「決めて」オーダーするときは、また別の表現があります。
アィム ゥレディー
I’m ready
(何をオーダーするか)決めました
メニューを見て「よし、決めた!」なんてときには「I’m ready」がピッタリです。正しくは「I’m ready (to order)」で「注文の準備ができた=決めました」の意味になります。
海外のレストランでは店員から「Are you ready to order?(ご注文はお決まりですか)」と聞かれるので「I’m ready」と答えます
アィル ハヴ ディス
I’ll have this
これにします(これに決めました)
レストランで注文するときには「I’ll have this」がお決まりのフレーズ。「これにします=これに決めました」と伝えられます。
ショッピング中に「決める」ときの英語フレーズ
買い物中に「これに決めた!」なんてときにも、専用のフレーズがありますよ。
アィル ティク ディス
I’ll take this
これにします(これに決めました)
「I’ll take this」は「これに決めました」と購入する意思があることを店員に伝えられるお決まりフレーズです。
「take(取る)」を使うことで、商品を購入して持ち帰る様子を表現しているんです
スポーツで得点を「決める」英語フレーズ
サッカーでシュートを決めたとき、日本語だと実況中継で「ゴール!」と伝えられますが、英語では「score a goal」が正解です。
スコァー ァ ゴゥル
score a goal
ゴールを決める
「得点を決めた」と過去形にするなら「scored a goal」になりますよ
サッカー以外のスポーツのときには、フレーズの青字部分を下記の単語と入れ替えてみてください。英語は、スポーツによって得点の伝え方が異なるのがポイントです。
スポーツの種類によって変わる「得点」
ポィント point バスケットボール・テニス・卓球など |
ゥラン run 野球・クリケット |
チュラィ try ラグビー |
時間・予定を「決める」英語フレーズ
時間や予定などを「決める」ことが多いビジネスシーンで、よく使われる表現の1つに「decide on」があります。
ディサィド オン
decide on 物事
物事を決める
フレーズの青字部分を下記の単語に入れ替えて、決めることを具体的に伝えられますよ。
何を決める?
ザ ミィーティング ディト the meeting date 会議の日程 | ザ アポィントメント タィム the appointment time アポの時間 |
ザ ミィ―ティング スポット the meeting spot 待ち合わせ場所 | ザ ミィーティング タィム the meeting time 集合時間 |