「もちろん」の意味がある「Of course」や「Sure」ですが、その違いを知っていますか?日本語訳ではどちらも同じなので、なんとなく使い回している人も少なくないものです。
実は「Of course」や「Sure」は、しっかりとした違いがあり、文脈やシーンによって選ぶ内容が変わってくるんです。
この記事では、英語ネイティブが英会話でよく使う「Of course」や「Sure」の、意味やニュアンスの違いについて解説しましょう。
「Of course」の正しい意味やニュアンス
英語の教科書で何度も登場する「Of course」。「当然です、当たり前です」という意味や、「もちろん、大丈夫ですよ」と相手に許可する意味合いが含まれます。
オフ コース
Of course
「もちろん!」
※「当然の事実」や「相手に許可」するニュアンス
- 「この映画知ってる?」と聞かれて、「もちろん!(当然さ!)」と答える時に使う。
- 「あなたの消しゴム貸して?」と聞かれて、「もちろん!(貸してあげるよ=許可)」と答える時に使う。
ただし「Of course」は気をつけなければいけないシーンがあるんじゃ。失敗例を見てみよう
- 上司から「仕事は順調かい?」と聞かれて、「もちろんです!(当たり前ですとも=当然)」と答えると嫌味に聞こえる。
- 接客中お客さんに頼み事をされて「もちろんです!(私がやってあげますよ=許可)」と答えると、上から目線になってしまう。
このようなことから、闇雲に「Of course」を多用するのはNGなのです。ニュアンスを理解できれば、今すぐにでも正しく使い分けられますね!
「Of course」がNGになるケースの場合、どうやって「もちろん」って表現すればいいの?
そんな時に役に立つのが「Sure」なのだ!次の章で詳しい意味やニュアンスをみて行こう
「Sure」の意味やニュアンス
「Sure」も比較的馴染みのある単語ですね。依頼に対して「もちろんです!(快諾)」と返答したり、質問に関して「もちろん(確信しています・間違いありません)」と答える時に使われます。
ショー
Sure!
「もちろん!」
※「かしこまりました、いいですよ」や「確かに、確信している、間違いない」というニュアンス。
「Of course」でNGになるシチュエーションでは、代わりに「Sure」が使えるんじゃ
- 上司から「仕事は順調かい?」と聞かれて、「もちろんです(間違いありません)」と答える。
- 接客中お客さんに頼み事をされて「もちろんです(かしこまりました!と快諾)」と答える。
なるほど!日本語でよく使う「かしこまりました!」は「Sure」なんだね!
「Sure」を「シュアー」と発音してしまう人が多いのですが、実は間違い。ネイティブは「ショー」に近い発音をしますよ。
「Of course」と「Sure」のまとめ
「当たり前じゃん!」って時には「Of course」なんだね〜!
快諾を意味する「かしこまりました」は「Sure」が正解じゃ!
「Of course」と「Sure」の違いをご紹介しました。同じ「もちろん」でも、ニュアンスが全く違うことが分かりましたね。これからは使うシチュエーションごとに「Of course」や「Sure」を上手に使い分けてみてくださいね!