大好きだった恋人との関係が薄れて、残念なことに別れのシーンにいたることも。そんなとき、あなたは外国人のパートナーに英語で正しく別れたい気持ちを伝えられますか?
「相手を傷つけたくない」「納得してくれるかな」「理由はなんて伝えればいいのかな」と悩んでいる方のために、この記事ではネイティブ流・別れの英会話フレーズをあつめました。また、冒頭では「別れる」を意味する表現も解説します。
「別れる!」の一言では、相手に理解してもらえません。誠意をもって理由を伝え、お別れを伝えるのが大切です
「別れる」を意味する英語表現・使い方
カップルが恋愛関係を解消するとき、日本語では一言に「別れる」といいますが、英語ではいくつか表現パターンがあります。
「別れる」の意味になる英語表現
- break up
- split up
- separate
- end the relationship
- divorce
友達に「別れたんだ」と報告するときなど、どの単語を選べばいいの?と迷ってしまいそうですが、実はしっかりとした使い分けが存在するんです。それぞれの単語がどんなシーンで使われるのか、表でまとめてみました。
対象のカップル | カジュアル表現 | フォール表現 |
---|---|---|
恋人 | break up 別れる split up 別れる | end the relationship 関係を終わらせる |
夫婦 | separate 別れる | divorce 離婚する |
交際中のカップルと、既婚カップルでは、「別れる」の表現に違いがあるのがポイントです。
さて、次の章からは別れることを伝えるフレーズ集を見ていきましょう。
別れ話を伝える「王道フレーズ」&ネイティブが使う「定番フレーズ」
今までお世話になったパートナー。だけど、別れたいからといって自然消滅や音信不通に持ち込むのは避けるべき!相手と最後までしっかりと向き合うのが何よりも大切です。
このパートでは、別れ話を切り出す王道フレーズや、ネイティブが使う別れの定番フレーズをご紹介します。
別れを切り出す「王道フレーズ」
ウィー ニートゥ トォーク
We need to talk
話がある
「We need to talk=私たちは話す必要がある」という、とてもシンプルな表現。こちらは別れ話を切り出すときの典型的なフレーズです。英語圏のパートナーにこのフレーズを伝えると、相手は「別れ話かな…」と身構えてくれますよ。
もしも単純に「話がしたい」だけで「We need to talk」を使うと、お相手に勘違いされてしまうリスクがあるので気を付けて
アィム ブゥレェイキン アップ ウィズ ユー
I’m breaking up with you.
あなたと別れます
break up with+人で「人と別れる」の意味に。さらに現在進行形にして「私はあなたと別れるところです」にすると、あなたの中ですでに別れる意思が決定していることを表現できます。
イッツ オゥヴァ
It’s over
もう終わりです
単刀直入に「もう終わりです」と伝えることもできます。「It’s over」は、何かがただ終わる、というよりも楽しいことが終わるニュアンスです。
恋愛関係が終わったときだけでなく、楽しい飲み会やパーティーが終わったときにも使えますよ
ネイティブが使う別れ話の「定番フレーズ」
アィ シィンク ウィー ニード ァ ブゥレェク
I think we need a break
距離を置いた方がいいと思う
「need a break」で「活動・行動を小休止する」意味があります。これは恋愛関係でも使える表現で、「関係を少し休憩しよう=距離を置こう」のニュアンスに。
日本語でも「別れたい」とダイレクトに伝えずに、「距離を置こう」とやんわり別れを示唆することってありますよね。そんなときに使える英語表現です。
アィム ダン ウィズ ユー
I’m done with you
もうあなたとは終わり
「be done with~」で「~と関係を断つ」という意味。
パートナーと喧嘩や修羅場を繰り返し、心も疲れ切ってしまった。そんなときに英語ネイティブは「I’m done with you」といいます。
別れ話で恋人が食い下がらないときには、はっきりと「おしまいです」と伝えるもの愛情のひとつ…ですね
イッツ ノット ゥワーキン
It’s not working
うまく行かないよ
直訳すると「それは動いていません」という意味になりますが、ネイティブは物事がうまく進まない様子を表すときに「It’s not working」を使います。恋愛関係がうまく機能していないニュアンスだと思うと分かりやすいかも。
『別れる理由』を伝える英語フレーズ
ただ一言「別れたい」と伝えても、相手は納得してくれないでしょう。もしあなたが大好きな人から別れを告げられたら「どうして?」と理由を知りたくなるはず。
ここでは、別れる理由を伝えられる英語フレーズを集めました。
誠実に理由を伝えないと、相手も前に進めません。うやむやにせず誠意をもって伝えましょう。
もう好きではなくなってしまったとき
アィ フェール アウト オブ ラヴ ウィズ ユー
I fell out of love with you
気持ちが冷めてしまった
あまり知られていませんが、「fall in love(恋に落ちる)」の反対の意味を持つ「fall out of love(恋が冷める)」。直訳すると「恋から落ちる」となりますが、気持ちが冷めてしまったときに使うネイティブ表現です。
アイ ロスト インタレスト イン ユー
I lost interest in you
興味がなくなってしまった
相手に興味を失ってしまったときには「I lost interest in you」と伝えます。
「lost」は「~を失う」、「interest in」で「~に興味がある」の意味で、ふたつの英単語がくっつくと「興味が無くなった」ことを表現できます。
パートナーに気持ちを伝えるのは心が痛みますが、理由を伝えることで相手も「しょうがない」と思えますよね
相手からの気持ちが感じられなかったとき
アィ ゥオニッ ユー トゥ ビー チェリッシュ ミィー
I wanted you to be cherish me
大切にしてもらいたかった
「cherish」は「いとおしく思う」という意味。「I wanted you to be cherish me」は、恋人から愛情を実感できなかったことを表現できるフレーズ。
また、「cherish」を使わなくても同じ意味合いになる表現もあります。
- I wanted you to be kind to me
- I wanted you to be nice to me
どちらも「優しく・親切にしてほしかった~」という意味になります。
どれを選んでも間違いではないので、あなたが使いやすいフレーズを選ぶのがいいでしょう。
アィ フェルト アィ ゥワズ ノッ ニィーデット バィ ユー
I felt I was not needed by you
必要にされていると感じなかった
恋人からなかなか連絡してもらえず、自分の存在が忘れられている…?と思うときもありますよね。それが理由であれば、「必要にされていると感じなかった」と理由を伝えるのもいいですね。
「be needed by you」で「あなたに必要とされる」、それに否定形「not」を付けることで「必要とされていない」と表現できます。
アィ ゥオニットゥ ビー ヨァ プラィオリティ
I wanted to be your priority
私のことを優先して考えて欲しかった
仕事やプライベートで忙しいパートナーに対して、なかなかあなたとの時間を優先してもらえず辛かった。そんな気持ちを伝える英語フレーズです。
価値観・性格の不一致が原因のとき
ウィー ゥワーント コンパティブゥ
We weren’t compatible
相性が合わなかったよね
付き合ってみたけど相性が合わなかった…そんなときに使う表現が「We weren’t compatible」です。「compatible」は「一致する・相性がいい」という意味があります。
ウィー ゥオント ディファレント シィングス
We want different things
価値観が違うよね
金銭感覚の違い・物事の考え方の違いなど、なかなか譲れないのがお互いの「価値観」。なんども話し合ったけど分かり合えないときにはしょうがないですよね。
直訳すると「私たちは違うものが欲しい」となりますが、別れの場面では「お互い違う方向を向いている・お互い価値観が違う」のニュアンスで使われます。
別れ話に添えたい『感謝の気持ち』を伝えるフレーズ
「別れ際こそ相手の本性が見える」ともいいますよね。別れるときには、今までの感謝の気持ちをしっかりと英語で伝えられるのがベストです。
別れ話のあとはお互い失恋の傷を抱えますが、それでも相手の将来の幸せを願えると素敵ですね
センキュー フォァ エヴリィシング
Thank you for everything
今まで本当にありがとう
日本語でも別れの際に「今までありがとう」と伝えるように、英語でも感謝の気持ちを伝えるのは一般的です。
イッゥワズ サッチァン アメィジング タィム
It was such an amazing time
本当に楽しかった
「素敵な時間をありがとう、本当に楽しかった」と伝えられる英語フレーズです。
アィ キャント センキュー イナフ
I can’t thank you enough
感謝してもしきれない
付き合った期間がながく、何度も相手に助けてもらった関係では、この英語表現が一番しっくりくるかも。一言では感謝の気持ちが伝えきれない、そんな気持ちを表現できます。
アィ サポート ユー フォァエヴァー
I support you forever
ずっと応援しています
関係を解消するパートナーへ「これからも頑張ってね」と伝えたいときには、「I support you forever」がオススメです。
これから連絡を取ることはないけど、陰ながら応援してますというニュアンスです。
喧嘩~別れ話に発展したときの英語フレーズ
別れの理由が相手にあったり、喧嘩でヒートアップしてそのまま「もう別れる!」なんてこともありあすよね。あなた自身がお相手にうんざりしていて、これ以上連絡すら取りたくないときの英語表現をご紹介します。
どれもかなり強めの表現なので、使うときにはそれなりの覚悟を持ちましょう
スティ アウェイ フロム ミィ
Stay away from me
近づかないで
今後のやり取り含め、お相手との関係を一掃したいときのフレーズ。別れ話をしたけど納得してくれず、ストーカーのようにしつこい相手にも使えます。
「Stay away from」で「~から遠ざかる、離れる」という意味があります。
アィ キャント スタンド ユー エニィモァ
I can’t stand you anymore!
もう我慢できない!
相手にうんざりしすぎてついに怒りが爆発!そんなときは「I can’t stand you anymore!」でイライラした気持ちと、もう十分だという気持ちが表現できます。
アィ ドン エヴァー ウォン トゥ シィー ユー アゲィン
I don’t ever want to see you again!
二度とあなたに会いたくない!
かなりダイレクトですが「もう顔もみたくない!」なんて相手にぴったりの英語表現がこちら。