大好きな人に嫉妬して「やきもちを焼く」なんてこともたまにはありますね。モヤモヤした気持ちを英語でも伝えられたら、相手とのコミュニケーションもグッと深まりそう。
今回は、王道の英語フレーズだけでなく、知って得するおもしろいネイティブスラングもご紹介します。
「やきもちを焼く」は自分の気持ちを表現できる大切なフレーズのひとつ。ぜひこの機会に、伝えられる表現を増やしましょう!
王道の「やきもちを焼く」は「jealous」で表現
まずは王道の英語表現から。悶々とした気持ちを表現できる「jealous(英:嫉妬する)」を使ったフレーズです。
ゲット ジェラス
get jealous
「やきもちを焼く」
この表現は、「人+get jealous」の形で「(人)がやきもちを焼く」と表現できます。
「jealous」は、ネイティブが一般的に使う表現です!
それでは例文を見てみましょう。具体的な使用場面をイメージできると、より理解が深まりますよ!
A:He always gets jealous… Hey, look at him! Again!
彼っていつもやきもち焼くよね。ほら見て!まただよ!
B:So easy to tell from his attitude…
態度でバレバレだよね…
getを過去形にして「人+got jealous」にすれば「(人)がやきもちを焼いた」と、すでに起こったことを表現できます。
A:Why you were so upset last night?
なんで昨日の夜怒ってたの?
B:I didn’t like to see you talking to another girl. I got jealous.
他の女の子と話してるのを見るのがイヤだったの。やきもち焼いちゃったんだよ。
また「jealous」には、嫉妬してやきもちを焼く以外にも、「いいな~羨ましいなぁ~」という気持ちも表現できます。
A:I’m going to have a new puppy!
新しい子犬を飼うんだ!
B:Seriously⁉ I got jealous..!!
ホントに⁉羨ましいなぁ…!
「やきもちを焼く」を表現できるスラング「(be) green with envy」
「やきもちを焼く・ものすごく羨ましい」を表現できるネイティブスラングが「(be) green with envy」。
「なんでGreen(緑)なの?」と、首をかしげたくなるフレーズですね。この「Green」には、嫉妬や羨望の意味が込められています。
グリィーン ウィズ エンヴィ
(be) green with envy
「やきもちを焼く・ものすごく羨ましい」
昔のギリシャでは、嫉妬すると胆汁がたくさん分泌されて顔色が悪くなるとされていたそう。そんなことから、色を使って人の気持ちを表現するようになった背景があります。
英語の豆知識としても役立ちそうですね!
顔色が変わるくらい羨ましい・嫉妬している様子を表現したフレーズです。
「(be) green with envy」の「be」は「be動詞」のこと。つまり、主語によって形が変わります。誰を主語にするのか、主語に続くbe動詞は何か、までを考えておけるとスムーズですね。
- I am green with envy
- You are green with envy
- She is green with envy
- He is green with envy
それでは早速例文を見ていきましょう。
A:I am going to France next summer!
次の夏、フランスに行くんだ!
B:Wow, I am green with envy!
うわ~!めちゃくちゃ羨ましい!(やきもち焼いちゃう!)
【豆知識】ネイティブは「Envy」を使わない⁉
ちょっと余談ですが、個人的に気になっていたことをお伝えしますね!
「羨ましい 英語」などでネット検索すると、検索結果に表示される「Envy」。
「Jealous」に比べると短くて発音もしやすいので、覚えている方も多いかもしれません。しかし、ネイティブが会話中に使っているのをほとんど聞いたことがありません。
ここで「Envy」の意味についてちょっとだけ解説を。
意味:ねたみ、うらやみ、うらやましいもの、羨望の的
引用元:https://ejje.weblio.jp/content/envy
「envy」は「羨ましい」という気持ちの中に、妬みや恨みが含まれるニュアンスなんです。かなり重いワードであることが分かりますよね。
英語で「やきもちを焼く・羨ましい」を伝える時には、「Envy」は避けた方が無難ですよ。
英語がまだ話せなかった頃、「羨ましい」の意味で「Envy」を使っていましたが、ネイティブに「変だよ!」って言われました(笑)