英語圏のレストランやカフェでは、食事が終わってお皿を下げてもらうときに「おいしかったです、ありがとう」と、店員さんに声をかけるのが一般的です。
パッと思い浮かぶ「おいしい」は、「yummy」や「delicious」ですが…ネイティブは使わないんです!びっくりですよね。
この記事では、確実に相手に通じる「おいしい!」のフレーズ3つを、ネイティブ音声付きの例文でご紹介します。
外国人の友達と「おいしいね~!」と盛り上がったり、店員さんに「(料理が)とっても美味しかったです」と言えたらカッコイイですね!
日本人がよく使う「yummy」「delicious」。英語ネイティブが使わない理由とは
「yummy」の意味・ニュアンス
「おいしい!」という意味で日本人が使う「yummy」ですが、ネイティブは使いません。なぜならば…「yummy」は赤ちゃん・子ども言葉だからです。
ヤミー
yummy
「おいしい」
※赤ちゃん言葉
お母さんが子供に向かって「おいしい?」と聞いたり、子どもが「おいしい!」と答える時に「yummy」を使うんです。
お母さんが子どもにご飯を食べさせて「おいちいですか~?」と赤ちゃん言葉になりますが、まさしく「yummy」がそれに当てはまります。
つまり、自分が食べたものに対して「おいしい」を表現するとき、大人が「yummy」を使うのは不自然なんです。
「delicious」の意味・ニュアンス
「delicious」も「おいしい」を表現できる英単語ですが、こちらもネイティブ(特にアメリカ人)はあまり使いません。その理由は…硬い表現になるためです。
デリシャス
delicious
「おいしい」
※フォーマルな表現
見ての通りかなり長い英単語の「delicious」。「非常に美味」というニュアンスを含むので、アメリカではフォーマルなシーンで使われることが多いのです。
会食など、礼儀正しくしないといけない場面で「delicious」を使うイメージです!
じゃあ、自然な形で使える「おいしい」のフレーズはなに?と気になってきますよね。
次の章からは、ネイティブがレストランやカフェ、友達同士で気軽に使う「おいしい」を表すフレーズをご紹介します!
英語で「おいしい」は「good」で十分!
「えっ、それだけ?」と驚いてしまうかもしれませんが、「おいしい」は「good!」で十分伝わります!この表現は、アメリカ・イギリスなどはもちろん、その他の英語圏でも頻繁に使われますよ。
グッド
good!
「おいしい!」
※飲み物・食べ物全てに使える
「good」は、おいしいドリンクを飲んだとき、おいしいご飯をたべたとき、おいしいスイーツを食べた時など、オールラウンドで使える便利な表現です。
英会話では、しっかりしたフレーズを使わないと!と思う人も多いのですが…英語は至ってシンプル。気難しく考える必要はありませんよ!
日本語でも、おいしい物をたべたとき、わざわざ「とてもおいしいです」と言わずに「うまっ!」など、単語を短くして表現しますよね。それと同じ要領で、「good」だけで美味しさを表するニュアンスです。
A:How is your meal?
食事はどうですか?
B:It’s good!
おいしいです!
A:May I take your plates?
お皿をおさげしてよろしいですか?
B:Thank you! It was good!
ありがとう!おいしかったです!
その他、「good」と同じように「おいしい」を伝えられる英単語もいくつかありますよ。
- Great!
- Awesome!
- Lovely!
- Amazing!
どの単語も「good」と同様に、直接的に「おいしい」という意味はありません。しかし、「すばらしい!=おいしい」というニュアンスで使われますよ!
塩気のあるものが「おいしい」なら、英語では「tasty」を
「good!」の他にも、ネイティブがよく使う表現のひとつが「tasty」。カジュアルシーン・フォーマルシーンでも使える万能のフレーズで、年齢・性別関係なく使えます。
ティスティー
tasty
「おいしい!」
※塩気のあるものに対して
「tasty」は、塩気のあるものに対して「おいしい」と表現できます。
スイーツなど、甘いものには使えないので注意しましょう!(ただ、ネイティブによっては何でも「tasty」を使う人もいます笑)
A:This curry is very tasty!
このカレー、すっごくおいしい!
B:Really? Can I try some?
本当?ちょっともらってもいい?
A:Did you have Ramen again?
またラーメン食べたの?
B:Yes, because it’s so testy…!
だって、本当においしいんだもん…!
今この瞬間に「おいしい」を伝える英語は「tastes good」
「tastes good」は、塩気のあるものでも、スイーツでも、飲み物でも、何かがおいしいときに使います。「good」や「tasty」に引き続き、ネイティブがとてもよく使う表現のひとつです。
ティスツ グッド
tastes good
「おいしい!」
※飲み物・食べ物全てに使える
※過去形にはならない
「tastes」の発音が難しいと感じる人も多いはず。発音するときは最初にアクセントを置いて、後は音を小さくサラリと「ティスツ」言うのがコツ。
ネイティブの音声を聞いて、口に馴染むまで何度も発音してみましょう!
A:How is your sushi?
お寿司はどう?
B:Hmmm, tastes good!
ん~、おいしい!
A:Is everything okay?
お困りのことはありませんか?
B:Yes, it tastes so good!
大丈夫です。すごくおいしいです!
「tastes good」は、「今おいしいです」という状況を表すフレーズです。
「tasted good」と過去形にならないのが注意点です
「おいしかった」と過去形で伝えたい時には、先に紹介した「good」や「tasty」を使って表現しましょう。
過去形で「おいしかった」を伝えるとき
- It was good!
- It was tasty!