ありえない話を聞いてびっくりした時、予想外の事態が発生した時、困った時など…「なんてこった!」とつぶやきたくなることもありますね。今回は、そんな気持ちを表現できる英語のスラングフレーズをご紹介します。
英会話のリアクションフレーズとしても便利な「なんてこった」。ネイティブっぽく使いこなしてみましょう!
「なんてこった!」の英語フレーズは「What the heck!」
- びっくりしたニュースを聞いた
- 並んでいたのに急に割込みされた
- オーダーしたものが間違って届いた
- モラルの無い行為に対して
- ありえない物事に遭遇した…など
思わず「何それ!」と言いたくなる状況では、「What the heck!」を使うのがしっくりきます。
ゥワッダ ヘック
What the heck!
「なんてこった!・まじ⁉・信じられない!」
※興奮・混乱した驚き、怒りの混じった驚き
「What the」をくっつけて「ゥワッダ」と発音するのがコツ!よりネイティブらしく驚いている状況を表現できますよ。
「What the heck」と言うだけで、リアクションできます。「何それ=なんてこった」と言いたい時に使ってみましょう!
A:Your mother called me yesterday.
昨日君のお母さんから電話があったよ。
B:What the heck!?
はっ、何それ⁉(なんてこった)
A:Where is your car? I can’t find it.
車どこにあるの?見つからないんだけど…
B:What the heck!?
マジ⁉(なんてこった)
「What the heck」と似ている英語フレーズ
「What the heck」と形が似ているフレーズで「What the fuck」や「What the hell」もあります。せっかくなので、それぞれのニュアンスを解説しますね。
意味:なんてこった
ネイティブの若者が多用するフレーズですが、「Fuck」は下品な表現でもある。
意味:なんてこった
「Hell(地獄)」という単語を使いたくない人も多く、代わりに「What the heck」になった。
「What the fuck」や「What the hell」も「なんてこった」を表現できるのですが、「Fuck」や「Hell」など、癖の強い単語が使われているのが特徴です。ひとまずは「こんな表現もあるんだ」と知っておくだけで十分でしょう。
英語を勉強中の人は「What the heck!」を使うのが安心です。
英語ネイティブが愛用する「Oh my god」は要注意!
「What the heck」以外にも、英語圏のネイティブがよく使う表現が「Oh my god」。映画やドラマを見ていると頻繁に耳にするフレーズではないでしょうか。
聞き慣れているフレーズですが、この表現をやみくもに使うのは要注意です!
「Oh my god」は神様を軽視していると感じる人もいます。そんなことから、「God(神)」の単語を使う代わりに「Oh my gosh」や「Oh my goodness」と表現する人も多いんです。
個人的にですが、キリスト教ではない日本人や、英語を勉強中の人が「Oh my god」を使うことに違和感を感じます。(ちなみに、私自身は使いません。)
日本人でも「Oh my god」を使って違和感がないケースは、ネイティブレベルの高い英語力がある人や、キリスト教に精通している人だと言えます。
外国人が日本語で「あぁ、神様、仏様」と言っていたら、違和感があると思いませんか?
その他にも、宗教が絡む単語を使って表現する「なんてこった」はいくつかあります。
- Jesus Christ
- Holy Moses
- Holy Cow…など
どれもネイティブがよく使うフレーズですが、知る分には良しとして、実際に使うのは避けた方が安心です。