やりすぎ感が強くて「大袈裟だよね…」と呆れてしまうシーンや、あまりにも話が盛られていて「それは大袈裟でしょ!」とつっこみたくなるシーンを経験したことはありませんか?今回は、「大袈裟だよね」を使う代表的なシーンごとに、ピッタリなフレーズをご紹介します。
日本語では「大袈裟だよね」の一言でも、英語の場合はどんな気持ちを込めるかで選ぶべきフレーズが変わってきます。ニュアンスの違いを見ていきましょう!
呆れながら「大袈裟だろ…」を表現するスラング英語は「Extra」
近年、英語圏のネイティブ達もよく使うスラングに「Extra」があります。意味は「過度の、過剰である」。つまり、度を超えている様子や、やりすぎ感が出ているときに「大袈裟だよね~」と使えるフレーズです。
エクストゥラ
Extra
「大袈裟」
この表現、ネイティブの間では有名だけど、日本人で知っている人はとっても少ない!ちょっとレアなスラングですよ。
「Extra」は、海外ドラマや映画を見ていると、時たま登場する表現。ニュアンスとしては、ネガティブな印象です。
「あの人って、なんだかいつも大袈裟だよね~」と女子同士でコソコソ話すシーンや、「そんな大袈裟になるなよ」と相手に呆れているシーンで使われたりします。
「Extra」を使った英語例文
A:Did you see? She cried in front of boys again!
見た?彼女また男の子の前で泣いたよ!
B:So extra…
ホント大袈裟だよね…
A:His story is always so extra. Not sure how much is true!
彼の話っていつも大袈裟!何が本当か分からないよ。
B:Don’t take it so seriously.
真に受けない方がいいよ。
「そんな大袈裟な!」とつっこむ英語フレーズは「You’re exaggerating!」
もともとは「誇張する(英:exaggerate)」の意味なのですが、あまりピンときませんよね。分かりやすく噛み砕くと「実際より物事をよく見せる=盛っている」というニュアンスになります。
ユーアー イグザージャレィティング
You’re exaggerating!
「大袈裟な!」
相手から聞いた話に、「それは大袈裟でしょ!(ウソでしょ!ありえない!)」と思わずつっこみたくなるシーンにピッタリです。
「exaggerating」は長い単語なので、発音が難しいかもしれません。音を分かりやすく説明すると「イグザージャレィティング」になります。太字にしたザーの部分を強く長く発音するのがポイント。
「You’re exaggerating」を使った英語例文
A:Look at my Instagram! So pretty, isn’t it?
私のインスタ見て~!すっごく可愛くない?
B:You’re exaggerating! You look like a totally different person!
ちょっとそれは大袈裟でしょ!全くの別人に見える!
A:She didn’t call me back last night. I guess she wants to break up with me.
彼女、昨日の夜電話に出てくれなかったんだ。もう僕と別れたいのかもしれない。
B:You’re exaggerating! Don’t be stupid!
そんな大袈裟な!馬鹿なこと言うなって!
英語で「大袈裟な」は伝えたいニュアンスで使い分けるのがポイント!
今回は「大袈裟だよ」を表現できるネイティブフレーズをご紹介しました。「大袈裟だよ」と英語で言えるようになれば、友達との会話もさらに深く楽しめそうですね。
呆れがちな時は「Extra」、思わずつっこみたくなる時には「You’re exaggerating!」。日本語では「大袈裟」の一言でも、英語の場合は表現が異なることを覚えておきましょうね。